SHEPリフレッシャー研修

2023年2月3日、ペラデニヤ（キャンディ市）にて、JICAが過年度に実施したSHEP課題別研修の参加者など22名の政府職員を対象とするSHEPリフレッシャー研修を開催しました。本研修は、SHEPマスタートレーナーとして本プロジェクト活動を主導することが期待される政府職員に対して、SHEPアプローチの概念や手順の復習を通じてプロジェクトの実施方針や方法について議論を深めることで、自信を持ってプロジェクト活動に臨めるよう準備することを目的としたもので、カウンターパートからの強い要望により実施されました。

研修では、JICA専門家が講師役となってSHEPの基本的な概念についての復習と本プロジェクトにおけるSHEPアプローチの位置づけを確認した上で、今後の活動計画と作業分担、TOT研修で使用する研修ツールについて、説明と協議を行いました。また、SHEPアプローチを実務的に理解するために、JICA経済開発部が2022年2月に発行した「農業普及執務参考資料」の演習問題を用いて、プロジェクトの実施手順の違いが農家のモチベーションや持続性にどのような影響を与えるかグループワークを行いました。参加者はグループ発表を通じて、各グループの気づきや考え方の違いを共有し、SHEP活動の実施方法や指導方法について積極的な意見交換ができたため、今後開催されるTOT研修に向けて大変有意義な研修となりました。