スタッフ向け会計ソフトウェアトレーニングの実施

2020年10月28日

2020年10月26日から28日の3日間、JICAの技術協力プロジェクト「タジキスタン国ビジネス・インキュベーション・プロジェクト」(BIP)を通じて支援している「政府機関ビジネス・インキュベータ」(SIBI)に向けて、会計ソフトウェアに関するトレーニングがドゥシャンベ・ビジネス・インキュベータ(DIB)にて開催されました。参加者は合計で14名でした。

SIBIの組織や職員の能力の強化も、BIPの重要な目的の一つです。BIPの発案により、SIBI本部とすべての地方オフィスを一つの会計システムでつなぐために、旧ソ連諸国で一般的に使用されている「1C会計」というソフトウェアがSIBIに導入されることになりました。そこで、ソフトウェアの導入に合わせ、SIBIの各オフィスの経理担当者を対象に、同ソフトウェアのサプライヤーである、タジキスタンのBDO社によるトレーニングが開催されることになりました。このトレーニングは毎日3時間、ロシア語とタジク語で行われました。14名の参加者の内訳は、SIBIから8名、BIPチームから3名、世界銀行とUNDPプロジェクトから1名ずつ、そしてDBIのユーザーが1名です。日常的な会計事務が、この「1C会計」ソフトウェアによって効率的に処理できることがわかり、参加者はみなその機能に大変満足していました。

契約に従い、サプライヤーであるBDO社は、ソフトウェアの導入後1年間の技術サポートを提供することになっています。これにより、SIBIのスタッフは質問があるときやトラブルが起こったときに、いつでもサポートセンターに電話して、支援を受けることができます。

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講師(右)

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参加者