カイゼントレーナー及びパイロット企業対象に5S・KAIZEN研修を実施しました

2013年8月15日

2013年7月25〜31日の5日間、選考試験を通過したカイゼントレーナー18人を対象に日本人専門家2人が5S・KAIZEN研修を実施しました。参加者の所属機関は、MIT(産業貿易省)、SIDO(中小企業振興公社)、CBE(経営教育大学)、民間企業であり、多様な顔ぶれが集まりました。本研修の目的は、参加者が同8月上旬から9月中旬の6週間にかけて、パイロット企業を訪問し、実際に5S・KAIZEN活動の導入に関する指導を実施する前に必要な知識を座学中心に学ぶことでした。参加者はさらに同10月以降にも実施する同様のOJTを経て、カイゼンマスタートレーナーになり、将来的に中小企業等を対象に5S・KAIZEN導入を指導することが期待されています。

本研修の内容は、日本の製造業の現場で導入されている5S・KAIZEN活動の紹介、企業で5Sを導入するために必要な準備の説明、PDCAサイクルを用いて活動を持続性していくことの重要性等です。本研修中に、ワークショップとしてカイゼントレーナーは実際に製造企業を訪問し、カイゼン箇所を確認した後5S導入のための実施計画を作成しました。企業の経営者に対しカイゼンが必要な箇所について提案し、議論行いました。このようなワークショップを実施したことにより、参加者は机上の理論だけでなく、実際の現場で起こっていることを理解できたようです。

続けて同8月1〜2日の2日間は、上述の8月上旬から始めたカイゼントレーナーのサイト研修を実施するパイロット企業8社の担当者を対象に同様の5S・KAIZEN研修を実施しました。企業側からは、5S・KAIZEN活動を導入することによる効果を期待する声が多く聞かれ、質疑応答の時間では活発な議論がなされました。無事にカイゼンマスタートレーナーとして独り立ちできるように我々も、OJTを通じて十分にサポートしていきたいと考えています。

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パイロット企業における5S/KAIZEN研修風景

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座学でのグループワーク