プロジェクトのカウンターパートが、第18回国際薬理学・臨床薬理学会議(WCP2018)にて研究成果を発表しました

2018年9月14日

当プロジェクトのカウンターパートである保健省医科学局のDr. Triporn、Dr. Ing-on、Ms. Phongpanの3名が、7月初旬に京都市にて開催された「第18回国際薬理学・臨床薬理学会議(WCP2018)」に出席し、以下の研究成果をポスターセッションの中で発表しました。

研究成果1:Validated LC-MS/MS method for the determination of cycloserine in human plasma:Application to pharmacokinetic studies.

研究成果2:A simplified LC-MS/MS method for determination of isoniazid and pyrazinamide in human plasma using protein precipitation technique and its application to a pharmacokinetic study.

これらは、当プロジェクトのOutput.4「ヒトとヒト型結核菌群のゲノム解析に基づいた抗結核薬による有効性・副作用予測システムが開発に係わる研究能力が向上する。」に関連するもので、結核治療薬の血中濃度モニタリング手法の確立に寄与するものとなります。同モニタリング手法の確立は、結核患者の服薬管理や結核治療の最適化に繋がります。発表後の質疑応答では、タイ保健省医科学局として、結核治療薬の血中濃度モニタリングがいつから実用化されるのかという質問があり、当プロジェクトや保健省医科学局の取組に対する期待を感じました。

プロジェクト終了まで残すところ8ヶ月となり、これまでの研究成果をまとめる時期に入っています。当プロジェクトでは、引き続き国際学会への研究成果の発表や科学誌への論文掲載を積極的に行っていきます。

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会場となった国立京都国際会館

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開会のご挨拶

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左からDr. Triporn、Ms. Phongpan、Dr. Ing-on