第2回　合同調整委員会（JCC）会議開催

2022年7月27日、グローバルヘルスとユニバーサルヘルスカバレッジのためのパートナーシッププロジェクト（GLO+UHC）フェーズ2の第2回合同調整委員会（JCC）会議がオンラインにて開催されました。

会議冒頭では、Dr. Suwit Wibulpolprasert（Advisor to the Office of the Permanent Secretary, Ministry of Public Health）とJICAタイ事務所の森田所長が挨拶を行い、フェーズ1から6年以上続くGLO+UHCプロジェクトによる日タイ間の協力・貢献について述べ、全関係者へ感謝の意が伝えられました。続いて、加藤チーフアドバイザーより井筒新チーフアドバイザー及び瀬下専門家の着任について紹介がなされました。

フェーズ2協力期間の折り返し時期にあたる今回の会議では、IC Net Asiaよりプロジェクトの進捗と成果等を確認するために実施したプロジェクト中間評価の結果が報告されました。IC Net Asiaは、プロジェクト活動の完了に向け、今後は日本とタイのパートナーシップをさらに強化・発展させることが最も重要であると述べ、Dr. Jadej Thammatacharee（Secretary-General of National Health Security Office）、Dr. Walaiporn Patcharanarumol（Director of Global Health Division, Office of the Permanent Secretary, Ministry of Public Health）をはじめとしたJCC委員により同意がなされました。

その後、加藤チーフアドバイザーよりプロジェクトの進捗状況、後半期の活動計画等について報告がなされました。プロジェクト活動のワーキングチームのリーダーの一人であるDr. Wanicha Chuenkongkaew（ Regional Coordinator, Asia Pacific Network on Health Professional Education Reforms）より、日本とタイの持続可能なパートナーシップ構築及び保健医療人材のエンパワーメントを図るあたり、Interprofessional Education（IPE）に関する活動を強化することの重要性が述べられました。

最後に、11月に予定している日本への国家医療保障機構役員（National Health Security Board members）招へいプログラムについて、Dr. Suwitより、日本の医療保険制度及びプライマリーケア等の取り組みを視察し、担当官等と意見交換等することは、タイ側のキャパシティ強化及び保健医療システムのさらなる改善に資する旨が述べられました。両国が今後もUHCの実施、改善に関する経験からお互いに学び合うことの重要性について再認識し、会議を閉会しました。

プロジェクト活動の後半期もUHCのさらなる改善、他国への支援、国際的な発信に関してタイと日本のパートナーシップの強化に努めてまいります。