「UHCへの関与:2023年5月世界保健総会及び9月国連総会UHCハイレベルミーティングへの準備」に関するべラジオワークショップ

2022年11月10日

2022年11月8日から10日にかけてイタリア・べラジオにおいてロックフェラー財団のホストのもと、タイ王国国家医療保障機構(NHSO:National Health Security Office)及びGLO+UHC2が事務局として「ユニバーサルヘルスカバレッジ(UHC)への関与:2023年5月世界保健総会及び9月国連総会UHCハイレベルミーティングへの準備(注)」に関するべラジオワークショップを開催しました。

ワークショップには、国際機関(IGO)、国際非政府組織(INGO)及びUHCに関する国際保健外交に取り組んでいる各国及びGLO+UHCプロジェクトから約20名が参加しました。

ワークショップは、主に以下を目的に開催されました。
・2019年に国連総会で採択されたUHCに関する政治宣言以降のUHCの進捗とCOVID-19による影響と課題をレビューする。
・UHC達成を加速化させるための戦略的なアクションプランとコンテンツを確認する。
・UHC達成に向けたネットワークを広げる。

ワークショップは、全3日間の日程で、5つのテーマについて参加者からプレゼンテーションが行われ、UHC達成に関する進捗状況、課題、そして必要な取り組み等について活発な議論が行われました。

GLO+UHCプロジェクトはテーマ3「グローバルフォーラムにおけるUHCとPHCを進めるためのコンテンツをレビューし特定する」においてUHCパートを担当し、UHCに関する歴史的経緯、2019年の政治宣言の内容、COVID-19がUHC達成に与えた影響、UHCに関するJICAの経験を踏まえた提言等についてプレゼンテーションを行いました。

最終日には、2023年の国連総会UHCに関するハイレベルミーティングに向けた戦略的アクションプランの草案作成等がなされ、盛会にワークショップを終えることができました。

ワークショップでの活発な議論と戦略的アクションプランの草案等が、今後のUHCのさらなる推進に寄与することを願っています。

(注)2030年までのUHC達成はSDGsのターゲットの一つとして位置付けられており、UHC達成に向け、2019年に「UHCに関するハイレベルミーティングにおける政治宣言」が国連総会で採択されました。政治宣言にはUHC達成に向けて広範な取り組み目標が書かれていますが、その一つに2023年の国連総会においてUHCに関するハイレベルミーティングを開催し、UHC達成に係る状況確認等を行うことが盛り込まれています。

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