SIP連携本邦研修の実施

2018年3月21日

2018年2月27日から3月20日までSIP連携本邦研修を実施し、ベトナム運輸省道路総局から15名の研修員を受け入れました。

本研修は内閣府が中心となり進められている「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP)に参画する東京大学と連携して実施したもので、東京大学において道路橋梁維持管理に関する技術一般概要に関する講義とデータ分析演習を実施しました。また、2017年9月に実施した第3回本邦研修に引き続き、東京大学のみならず日本の道路維持管理に関わる行政機関、民間企業、学術機関にも協力をいただき、産・官・学それぞれの要素を含んだ研修を実現できました。

特に本研修で初めて実施した橋梁点検データを用いたデータ分析演習では、演習を通してより実践的な技術を修得し、またNexco中日本と名古屋大学 橋梁長寿命化推進室の協力により、橋梁維持管理技術者の育成を目的として敷設された劣化パターンモデル橋であるN2U-Bridgeを見学することで、日本における技術者育成の事例について学ぶことができました。

本研修での習得内容、経験がベトナムにおいて将来的に広く活用され、道路橋梁維持管理に関する技術協力関係が良好に継続することを期待します。

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東京大学での橋梁維持管理技術に関する講義

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東京大学でのコンクリー構造物技術に関する講義

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東京大学 実験室での様子

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国立研究法人 土木研究所での撤去部材見学

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Nexco中日本 調布ICリニューアル工事現場視察の様子

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名古屋大学 N2U-Bridge見学の様子

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明石海峡大橋 塔頂部見学の様子

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東京大学 データ分析演習の様子