ヘリコバクターピロリ研修を北部5省PCPMスタッフに対しQuang Ninh省PCPMで実施

2018年8月10日

2018年8月8日~10日

2018年8月8日~10日の3日間、Quang Ninh CDC(2018年6月よりPCPMからCDCに名称が変更)にてヘリコバクターピロリ菌検出の研修会を実施しました。日本人専門家として杏林大学医学部感染症学講座から大崎先生に参加していただき、NIHE細菌部のスタッフとともに研修を実施しました。強化対象とした北部5省のうち4省PCPMから7名、と研修を開催したQuang Ninh省から4名の計11名が研修を受講しました。
研修はピロリ菌の培養、生化学検査、血清診断及びPCR法を実施しました。PCPM、NIHE及び日本人専門家間での密なコミュニケーションは今後のラボラトリーネットワーク強化に効果的です。
ヘリコバクターピロリ感染は高危険性感染症ではないものの先進諸国で問題となってきている胃潰瘍や胃がんの原因菌とされていることから研修生は自身の便を用いた研修に非常に興味を示していました。

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ピロリ菌を顕微鏡で観察する研修生

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赤く染色された桿状のピロリ菌を顕微鏡で観察した

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Quang Ninh省CDCでのピロリ菌研修終了時の記念撮影