第3回合同調整委員会(Joint Coordinating Committee:JCC)を実施しました

2021年4月8日

2021年4月8日に国立衛生疫学研究所(National Institute of Hygiene and Epidemiology:NIHE)において、第3回合同調整委員会(Joint Coordinating Committee:JCC)を実施しました。今回のJCCはNIHE会場の参加者だけでなく、日本およびベトナム各地からもオンラインで参加というハイブリッド形式での会議となりました。

NIHE会場には、NIHE所長及び関係部門スタッフ、ホーチミン・パスツール研究所(Pasteur Institute of Ho Chi Minh City:PIHCMC)所長、日本大使館書記官、JICAベトナム事務所次長と担当所員及びプロジェクト専門家らが参加し、オンラインではJICA本部人間開発部課長と担当者、またベトナム国内のプロジェクトサイト10省の疫病管理センター(Center for Disease Control:CDC)から各所長や実験室担当者が参加し、NIHE会場とオンライン合わせて50人が参加しました。

会議では、プロジェクトチーフアドバイザーからプロジェクト活動の進捗と成果、現在の課題について発表が行われ、また2ヶ所のCDCからはプロジェクトで実施した研修について現場からの意見が発表されました。さらにPIHCMCからも、現在準備を進めているBSL-3実験室の建設について現状の報告と今後の建築計画が発表されました。

また、プロジェクトチーフアドバイザーとNIHE研修センター担当スタッフから、2021-2022年の研修実施計画や、これから新しくプロジェクト活動として導入される「承認研修用の研修教材(テキスト・カリキュラム)の改訂」 や「ブラインドテストの実施計画」について提案がなされ、参加者で議論が行われました。

現在のコロナ禍の影響で、プロジェクトで本来計画していた短期専門家派遣やベトナム人カウンターパートへの本邦研修などの活動がなかなか行えない状況ではありますが、プロジェクトでは協力期間残り約1年3ヶ月で、今回のJCCで合意された内容に基づいて今後も活動を進めていく予定です。

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オンライン参加者をバックに記念撮影

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オンライン参加者の様子