ベトナム南部及び北部地域にてインフルエンザ及び手足口病の検査集合研修を実施しました

2022年1月20日

南部地域:2022年1月10日~13日
北部地域:2022年1月19日~20日

プロジェクトではインフルエンザ及び手足口病の病原体検査技術向上のための集合研修を2022年1月に2回、南部はTay Ninh省疫病管理センター(Center for Disease Control:CDC)にて、北部はVinh Phuc CDCにて実施しました。

Tay Ninh省CDCの集合研修では、甲斐チーフアドバイザー(CA)とホーチミン・パスツール研究所(Pasteur Institute of Ho Chi Minh City:PI HCMC)のベトナム人研究者3名が講師として、南部4省のCDCから集まった検査員に、「リアルタイムPCR法」を使用したインフルエンザ及び手足口病の病原体の検査手順や検出結果の分析方法などについて技術指導が行われました。また、Vinh Phuc CDCでの集合研修では、同じく甲斐CAと国立衛生疫学研究所(National Institute of Hygiene and Epidemiology:NIHE)の研究者2名が講師として、北部4省のCDCの検査員に技術指導が行われました。

COVID-19の影響で、2021年は多人数が集まる「集合研修」や、各CDCを訪問して各検査室の状況に合わせて行う「フォローアップ研修」を実施することが難しい状況でしたが、2022年に入ってからは状況が改善してきたため、今回は南北それぞれ1回ずつ集合研修を行うことができました。講師、研修生の皆さんは、感染予防対策をしっかり行いつつ、久しぶりに会う講師や他のCDCの検査員の皆さんと、それぞれの地域のCOVID-19の感染状況など、積極的に情報交換を行っていました。

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Tay Ninh CDCでの集合研修の様子

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北部CDCメンバーの集合写真(中央は甲斐CA)

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Vinh Phuc CDCでの集合研修の様子