ベトナム、ラオス、カンボジア3カ国参加によるKickoff Meetingを開催しました!

2022年6月16日

2022年6月16日に国立衛生疫学研究所(National Institute of Hygiene and Epidemiology:NIHE)が主催、プロジェクトが共催で、感染症対策に関するオンライン会議をラオス、カンボジアの関係機関を招待して実施しました。

会議にはラオスから保健省感染症対策課(Department of Communicable Diseases Control)、国立検査疫学センター(National Center for Laboratory and Epidemiology)、ラオス・パスツール研究所(Institut Pasteur du Laos:IPL)、カンボジアから国立公衆衛生研究所(National Institute of Public Health:NIPH)、コンポンチャム州ラボ(Kampong Cham Provincial Laboratory)、ベトナムからはNIHEの他、ホーチミン・パスツール研究所(Pasteur Institute of Ho Chi Minh City:PI HCMC)等、総勢約50名が参加しました。

オンライン会議では、甲斐チーフアドバイザーよりプロジェクトの概要を説明後、各国の代表機関より、感染症発生時の検査体制や2020年以降のCOVID-19流行状況や課題等が発表されました。その後、3カ国合同でCOVID-19の外部精度管理表(External Quality Control:EQA)を実施することが提案されました。EQA実施には日本の国立感染症研究所も協力可能であることが伝えられました。

これら3カ国の現場からの情報提供は、隣国の状況を知ることができる大変有益なものでした。また、参加者によって活発に質疑応答や議論が行われ、今後の3カ国での連携に向けた第一歩となる会議になりました。

今後はプロジェクトとNIHEが主導でEQA及びそれに伴う研修を3カ国合同で実施予定です。また、EQAの結果・成果は2022年12月に予定されているプロジェクト終了セミナーで報告される予定です。

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参加者の集合写真

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甲斐チーフアドバイザーのプレゼンテーション

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Prof. Dang Duc Anh(ベトナム NIHE所長)

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Dr. Savuth Chin(カンボジアNIPH 国家公衆衛生ラボラトリー部門 副部長)

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Dr. Somphavanh Somlorのプレゼンテーション(ラオス IPL)