3年ぶりに本邦研修を実施しました

2022年12月23日

2022年11月8日から28日までの3週間、COVID-19流行後、3年ぶりにベトナムの研修員6名の来日が実現し、研修が実施されました。

今回の研修では、プロジェクトの一環で整備されたホーチミンパスツール研究所(PI HCMC)のバイオセーフティレベル3(BSL-3)実験室の管理者を対象としたコース、国立衛生疫学研究所(NIHE)とPI HCMCの実験動物管理担当者を対象としたコース、NIHEと北部クアンニン省のCDC(Center for Disease Control)の検査室管理担当者を対象としたコースの3つに分かれ、国立感染症研究所をはじめとした国内の関連機関を訪問し、日本の知見を共有していただきました。

研修を始めるにあたり、研修員は自身が所属する組織等における課題を振り返り、何を学ぶべきか意識しながら、研修に臨みました。各訪問先で講義を受けると、検査や動物管理に関する法整備や施設環境、企業との関わりがベトナムと日本で大きく異なっている事実に気づき、研修員も先生方も驚いていましたが、お互いに知見を共有し合いながら、日本で運用されている技術等をベトナムで適用するにはどうしたらいいのか一緒に検討し、研修員は学びを深めていました。

帰国後はベトナム国内の状況を踏まえた上で、日本のノウハウを活用すべく、各々の所属先で業務務にあたっています。プロジェクトも残り4か月となりましたが、終了まで研修員をフォローしていきます。

【画像】

国立感染症研究所戸山庁舎での集合写真