都市鉄道運営会社職員向け研修を東京メトロで実施しました

2020年3月6日

2020年2月11日(火)~2月29日(土)にホーチミン市都市鉄道運営会社(HURC1)の社長を含む社員10名が来日し、昨年に続き第2回目となる都市鉄道運営会社能力強化研修を東京メトロにて実施しました。

この研修は、日本の都市鉄道会社の業務全般に関する講義、視察を行い、都市鉄道会社が経営・運営保守を行うにあたり、整えるべき組織/仕組み・実施すべき業務の概要を把握するとともに、運営保守部門(特に現業)における業務の進め方を体験することで、研修員の都市鉄道運営、維持管理に関する知識向上、能力強化を図ることを目的としています。

本研修の前半では、教室での講義とともに、営業(駅)部門、運転部門、設備保守部門といった都市鉄道運営の最前線で業務を運営している体制や設備等の視察を行い、研修後半には、各研修員が本プロジェクトにおいて担当している分野を中心に、都市鉄道運営会社の業務をより深く経験し、研究する機会として宿泊勤務を交えた見学(一部実習)を実施しました。

分野ごとの実務研修は現場を体験する貴重な機会であり、研修員の一部からは、「各グループに分かれての専門研修にもっと時間を割いて欲しかった。」との声もありましたが、研修全体を通じて、大変活発な質疑が見られるなど、非常に積極的に参加されていました。

研修員は帰国後、本研修での学びを活かして、開業に向けて社内マニュアル・ルールの整備、ベトナムの実情に合わせた業務体制の構築、人材育成体制の構築等に取り組んでいきます。

2021年にも本邦研修を予定しており、今回の研修結果を踏まえて、より効果的な本邦研修を行う予定です。

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現場研修の様子

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修了式後の集合写真