インドネシア・ジャカルタでの第三国研修を実施しました。

2022年11月10日

ホーチミン市都市鉄道規制機関及び運営会社能力強化プロジェクト(以下、本プロジェクト)では、2022年度に本邦研修の実施を予定していましたが、準備段階では新型コロナウイルスの世界的感染拡大により日本への入国制限がまだ厳しく、実施が難しかったことから、2022年10月19日(水)~10月27日(木)にインドネシア・ジャカルタで、2019年に円借款による支援を通じて都市鉄道を開業させたMRT南北線の関係者の協力を得て、第三国研修を実施しました。

研修にはホーチミン市都市鉄道運営会社(HURC1)から8名、ホーチミン市都市鉄道管理局(MAUR)から6名の14名が参加。ジャカルタ都市高速鉄道(MRT南北線)の運営会社であるMRT Jakartaなどの協力の下、MRT南北線の施設の視察、夜間の保守作業の体験などホーチミンでの開業を見据えた研修を行いました。
また、ベトナム側からもインドネシア側に対してホーチミン市都市鉄道1号線の概要説明、日本側から東京メトロの研修施設などの概要説明も行われ、3者にとってお互いに有意義な内容となりました。

開校式には、MRT JakartaのEffendi取締役が出席し、Instagramにて研修の様子を掲載するなど、同社には非常に積極的に研修を行っていただきました。
今回の第三国研修の実施でMRT JakartaとHURC1/MAURとの間で、新たな友好関係を構築することができました。JICAが先行して協力した国の力を借りて、共に第三国の都市鉄道の能力向上を支援するという展開が実現できました。
JICAでは、本プロジェクトを通じ、引き続きホーチミン市都市鉄道1号線の開業に向けて支援をしていきます。
と同時に、今後も、JICAが協力してきた国々の間のネットワークづくりにも貢献できればと考えています。

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MRT Jakartaでの研修の様子

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研修修了式