セキュリティ業務のための英語研修

2020年10月1日

2020年10月1日から12月23日までの3ヶ月間、AIS職員で比較的英語能力が高い(CEFR (Common European Framework of Reference for Languages)A2-B1レベル)13名に対して「セキュリティ業務のための英語研修」を実施しました。

サイバーセキュリティ関連の最新ニュースや情報は英語で記載されていることが多く、外国機関との連携においても英語は必須になります。また、本プロジェクトで実施している国際資格に紐づく研修のテキストや資格試験の問題は英語で書かれています。以上より、本英語研修では、4つの英語能力(Reading, Listening, Writing, Speaking)の向上のみならず、ITおよびセキュリティに関する英語力を向上させることを目的としました。

本研修はBritish Council社に依頼し、講師もネイティブスピーカーとしました。3か月で、合計24セッション48時間(1回2時間、週2回)実施しました。テキストも既存のものではなく、ITやセキュリティの内容を含んだオリジナルテキストとしました。特に、システムや製品のセキュリティをテストするホワイトハッカー(ペンテスター)に関連する内容を多く取り入れました。

3か月間の研修により、多くの研修生の英語能力が改善されたことが、中間テストおよび最終テストで示されました。また、研修生へのインタビューにおいても、英語力が改善されたという声とともに、英語の感覚を取り戻した・英語に自信がついた等と前向きな自己評価も多く聞くことができました。ITやセキュリティの内容を含んだことに関しては、研修生の業務知識にばらつきがあるため、セキュリティの内容が簡単すぎた・難しいという声も聞かれました。

2021年1月現在、第2グループに対して英語研修を実施中です。さらに、AISのホーチミン支所に対しても2021年4月以降に英語研修を実施する計画です。
英語はセキュリティ業務を実施する上で絶対に必要な能力であるため、今後もプロジェクトではセキュリティ業務のための英語能力向上を積極的に行っていこうと思います。

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