ホアビン省でのフィールド調査が始まりました

2022年6月24日

ホアビン省の森林所有者グループの人工林において、昨年度コロナの影響により延期されていた植物の生物多様性調査が行われました。対象面積は約92ヘクタール、主な樹種は早生樹のアカシアマンギウムです。早生樹とは文字どおり早く成長する樹木のことで、5年から10年程度で収穫が可能です。この地域ではアカシアマンギウムは主にべニヤ板の材料のために植栽されています。

事前に入手した情報を元に調査が行われましたが、植栽してから一年目となっている森林が実は3年目だった等の点が報告されました。また人工林内に多様な薬草が生育していることも報告されました。

今回行われた植物の生物多様性調査と、別途行われた動物の生物多様性調査と森林調査(森林の蓄積量や樹種構成)の結果、また森林所有者グループの財政力、組織力、意向、地域のインフラ状況等を考慮してホアビン省の持続的森林管理計画が策定される予定です。

【画像】

フィールド調査の様子

【画像】

フィールド調査の様子