30.カマウ省にて気候変動修士課程特別セミナーを開催

2022年12月10日

本プロジェクトのフェーズ1で開設した水産・養殖分野における実践的気候変動対応をテーマとした修士課程プログラムの第4期(2021年10月開始)生17名(カマウ省農業農村開発局および科学技術局職員)に対し、先月(No.26)に引き続き、北海道大学の都木靖彰教授(大学院水産科学研究院長)による特別セミナー「メコンデルタにおける水産・養殖業への気候変動影響の軽減のために地方行政が果たすべき役割」を開催しました。同セミナーでは、北海道大学が地域と企業と大学を結びつけ地域産業を創成してゆくための専門組織として今年10月に設立した「地域水産業共創センター(Regional Fisheries Co-Creation Center)」((注)下記リンク)の紹介が行なわれました。また、地域産業創成のために必要なアクションを導き出すために用いるロジカル・フレームワークが提示されました。受講生からは、喫緊の課題である養殖魚の稚魚を自家生産するための構造改革(現在は、外部からの購入に頼っている)に向けて、このロジカル・フレームワークを作成したいとの声が寄せられました。

【画像】カマウ省の位置

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受講生に語りかける都木先生

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受講生にベトナム語通訳で説明を加えるCTU水産養殖学部長のウットさん(左)

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北大が地域産業創成に必要なアクションを導き出すために用いたロジカル・フレームワーク

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現在購入している養殖魚の稚魚を自家生産するための構造変換にむけてロジカル・フレームワークの作成を宣言する農業農村開発局水産・養殖課スタッフ

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