42.稲作の機械化とオートメーション活用のために

2023年3月16日

メコンデルタの稲作農業が直面する問題には、(1)産業化に伴う農業労働力不足、(2)農薬、農業用水、燃料などエネルギーの使用過多、(3)それによる農業収入ならびに作物の市場価値の低下、(4)農家が機械化という生産手法の変化への不信あるいは恐れを抱いていること、(5)環境、土壌、水に悪影響を与える従来的営農手法などがあります。そこで、本プロジェクトの社会実装モデルNo.5は、日本のヤンマー社と連携し、新たな田植え機や無人機(UAV)を使った労力削減の取り組みとその評価に基づき、稲作農業の機械化を進める各種活動を展開します。今回は、まず、ロンアン省トゥトゥア郡ミーラック村の稲田にヤンマー社のコンバインを導入して収穫を行い、収量などのデータを取得しました。

【画像】ロンアン省の位置

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ロンアン省トゥトゥア郡ミーラック村の稲田にヤンマー社のコンバインを導入

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稲田にヤンマー社のコンバインを配備

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稲田でヤンマー社のコンバインによる収穫を開始

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脱穀した種もみを袋詰めしていく

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稲田の横の土手に積み上げられる収穫した種もみ袋