55.メコンデルタ在来種のための水産用配合飼料の開発のために(2023年5月30日)

2023年5月30日

本プロジェクトの社会実装モデルNo. 7–9では、メコンデルタ在来種であるタウナギ(Monopterus albus)およびクロホシマンジュウダイ(Scatophagus argus)の生産技術の改善を行います(モデルNo. 7で循環式養殖システムを構築し、モデルNo. 8で同システムを利用した仔稚魚の生産技術の改善を目指し、モデルNo. 9で、モデルNo. 7とNo. 8で目指す生産技術の改善を達成するための配合飼料の開発を行います)。東京海洋大学の芳賀准教授が日本側リーダーを務めるモデルNo. 9では、タウナギおよびクロホシマンジュウダイの稚魚を飼育下で良好に成長させる技術の確立を目指し、栄養要求の解明と、配合飼料のプロトタイプ開発を行います。また、タウナギについては、人工飼育下での繁殖と受精卵の確保は可能なものの、良質な受精卵を常に生産できるまでには至っていないため、親魚の養成に特化した配合飼料の開発にも取り組みます。

タウナギ(Monopterus albus)の画像

タウナギ(Monopterus albus)

クロホシマンジュウダイ(Scatophagus argus)の画像

クロホシマンジュウダイ(Scatophagus argus)

CTUの淡水養殖研究センターのタウナギ養殖水槽を視察する芳賀先生(右)、CTUのハイ先生(中央)、田中チーフアドバイザー(左)の画像

CTUの淡水養殖研究センターのタウナギ養殖水槽を視察する芳賀先生(右)、CTUのハイ先生(中央)、田中チーフアドバイザー(左)

ハウザン省ロンミー郡のタウナギ養殖農家(左から3人目)と同省の農水産物品質管理センター長(左端)らの話を聞く芳賀先生(右から2人目)の画像

ハウザン省ロンミー郡のタウナギ養殖農家(左から3人目)と同省の農水産物品質管理センター長(左端)らの話を聞く芳賀先生(右から2人目)

タウナギの卵を得るための人工水田を視察する芳賀先生(左)の画像

タウナギの卵を得るための人工水田を視察する芳賀先生(左)

人工水田の畔で採取したタウナギの卵の画像

人工水田の畔で採取したタウナギの卵

飼料に群がるタウナギの稚魚(生後約10日)の画像

飼料に群がるタウナギの稚魚(生後約10日)

生後約10か月のタウナギの画像

生後約10か月のタウナギ

タウナギの調理例の画像

タウナギの調理例

タウナギの調理例の画像

タウナギの調理例