2023年5月30日
本プロジェクトの社会実装モデルNo. 7–9では、メコンデルタ在来種であるタウナギ(Monopterus albus)およびクロホシマンジュウダイ(Scatophagus argus)の生産技術の改善を行います(モデルNo. 7で循環式養殖システムを構築し、モデルNo. 8で同システムを利用した仔稚魚の生産技術の改善を目指し、モデルNo. 9で、モデルNo. 7とNo. 8で目指す生産技術の改善を達成するための配合飼料の開発を行います)。東京海洋大学の芳賀准教授が日本側リーダーを務めるモデルNo. 9では、タウナギおよびクロホシマンジュウダイの稚魚を飼育下で良好に成長させる技術の確立を目指し、栄養要求の解明と、配合飼料のプロトタイプ開発を行います。また、タウナギについては、人工飼育下での繁殖と受精卵の確保は可能なものの、良質な受精卵を常に生産できるまでには至っていないため、親魚の養成に特化した配合飼料の開発にも取り組みます。