第2回経験共有セミナーを開催しました

2022年9月22日

9月22日、第2回経験共有セミナーを開催しました。2回目となる本セミナーでは、CPMUと各PPMUから安全作物のバリューチェーン強化に関する現状と課題、それらに対処するための方針と取組が発表されました。

JICA仲田国際協力専門員より「食品安全と規制にかかる日本の経験」について録画講義が行われた後に、相川国際協力専門員から「消費者嗜好と日本の流通システム」について講義が行われました。相川専門員はSHEP(Smallholder Horticulture Empowerment and Promotion)アプローチの事例を紹介しながら、FVC(Food Value Chain)構築の鍵となる生産者である農協の能力強化の重要性を説明されました。

セミナー参加者は、対象市・省のFVCの現状と課題、方針と取組みを把握しプロジェクト関係者へ共有するとともに、日本や他国の食品安全の取組や農家の生計向上の事例を学ぶ機会となりました。協議の場では、CPMUが中心となってプロジェクト活動への期待と関りについて意見交換が行われました。

プロジェクトでは、今後の農業普及員と農協・農家向け研修プログラム策定にあたり、SHEPアプローチのコンセプトを取り入れつつ、バリューチェーン強化に向けた効果的かつ持続的な活動を目指していきます。

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相川専門員による講義

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仲田専門員による録画講義

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セミナー会場の様子