ルサカ郡での保健サービス質改善のための5S-カイゼンワークショップ

2018年1月25日

2017年12月

12月28日にルサカ郡Chilenje病院で5S-カイゼンワークショップの第2回目が実施されました。Chilenje病院は日本の援助で増築し、ヘルスセンターからLevel1の病院に格上げされました。今後格上げが予定されている他の施設のモデルになるよう、ルサカ郡保健局がプロジェクトが支援しているDSAPを通して保健サービスの質の向上に取り組んでいます。具体的には5S活動や現在抱える問題点を抽出して中規模のカイゼンプロジェクトに取り組むことによって保健サービスの質を上げようとしています。

第1回目のワークショップは5Sに焦点を当て6月に実施しました。第2回目となる今回はカイゼンプロジェクトをどの様に計画、実施するのか、グループワークを通して学びました。研修を実施する際には講師を外部から呼んだり、外部の会場を使ったりという場合が多いのですが、今回は病院側が計画から実施まで行い、病院長自ら講師になり、病院内で研修を行いました。

Chilenje病院は病院長がJICAを通して日本でのカイゼン研修を受講したことがきっかけで病院内での5S-カイゼン活動に繋がったという経緯があります。病院長自ら率先してごみを拾ったり、電気のコードにつまずかないようテープで留めたりするのを見ると研修の効果を再確認します。彼女の取り組みが病院全体に根付いていくよう支援していきたいと思います。

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グループワークの様子

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Chilenje病院の院長自らがファシリテーションを進めている様子