2019年12月26日
山形県長井市は、東京オリンピック・パラリンピックにおけるタンザニアのホストタウンであり、タンザニアとの交流強化に取り組んでいます。長井市立豊田小学校5年生担任の髙橋 真江美先生は、2019年度JICA教師海外研修でタンザニアを訪問し、タンザニアについての授業を実施してきました。
12月18日の図工の時間、髙橋先生のクラスに、タンザニア人のアーティスト・ルーカスさんが登場!児童たちは、タンザニアの『ティンガティンガ』の制作に取り組みました。『ティンガティンガ』は、ペンキを使って動物たちをカラフルに描くタンザニア独特の絵画です。
髙橋先生がルーカスさんを紹介すると、これまでタンザニアのことをたくさん勉強してきた児童たちはあっという間にルーカスさんと打ち解け、ルーカスさんが出すティンガティンガのクイズに元気に答えていました。
続いてティンガティンガの製作です。ルーカスさんの指導を受けて、子どもたちはキリンやシマウマ、ライオンなどを鮮やかに描きました(ここではペンキではなく絵の具を使いました)。
この日は、タンザニア大使館のカンボナ臨時代理大使も授業を視察されました。タンザニアのホストタウンである長井市の子どもたちが、同国の芸術に親しむ姿を目にして、大使は子どもたちに「長井市の皆さんとタンザニアとの関係が、来年のオリンピックに向けて強化され、さらにその後も一層緊密になることを期待しています」と語られました。
東京オリンピック・パラリンピック本番の2020年を迎え、長井市でもタンザニア選手団との交流事業が予定されています。髙橋先生をはじめ長井市のみなさんがタンザニアへの理解をより深め、ホストタウンとしてますます盛り上がることが期待されます。