国際協力を通じた復興と地方創生への貢献
JICAは東日本大震災直後より、東北の被災地と途上国を繋ぎ、復興支援事業を展開してきました。日本と途上国、双方の復興経験を共有しながら、共に復興する相互復興を目指した取り組みを行っています。またその取り組みを通じ、日本国内の地方創生にも協力しています。
東松島市は、2011年3月11日の東日本大震災で深刻な被害を受けた自治体の一つです。JICAの東松島市での復興支援は、発災直後に避難所運営支援のためJICA海外協力隊を派遣したことから始まりました。2011年8月からは地域の復興支援として東松島市地域復興推進員を派遣し、復興まちづくりの支援を行ってきました。
2015年7月、JICAは東松島市と「国際協力を通じた地域創生に関する戦略的合意文書」を締結しました。本合意文書を基に、これまでJICAが実施する災害復旧・復興支援等の技術協力プロジェクトへの参画、研修事業における研修・視察の受入れを通じた開発途上国との災害復興の知見・経験の共有、草の根技術協力事業の実施、地域復興推進員を通じた国際理解教育など、様々な事業において連携してきました。
東松島市とJICAの連携を紹介したパンフレットです。
JICAは年間約1万人の途上国からの研修員を受け入れ、各地で研修を行っています。その中でも防災や復興などの分野の研修員に東北の被災地で学んでもらう機会を作っています。