研修員受入事業

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稲作の収穫後処理について学ぶアフリカの研修員

開発途上国から国造りの担い手となる行政官や技術者を受入れ、多岐に亘る分野で専門的知識、技術の移転を行うことにより人材育成支援や課題解決支援を目的としています。この事業はわが国が開発途上国を対象に行っている、「人」を通じた技術協力の中で最も基本的な形態の一つで、研修員受入事業といい、それぞれの知識・技術によりコースがわかれています。これを「研修コース」といい、開発途上国から専門技術を学びに来日する人を「(技術)研修員」と呼んでいます。 研修員はほとんどが自国で社会・経済の中心的な役割を担っている人たちで、帰国後は日本で学んだことを活かして自分たちの国の発展のために活躍しています。JICA全体で年間1万人ほど研修員を受け入れています。

JICA東北では、東北地方の持つノウハウを活用し、開発途上国で必要とされている知識・技術を伝えて各国の課題解決に役立ててもらうことを目指し、関連の政府機関・自治体・企業・大学等の協力を得て研修員受入事業を行っています。

受入分野は、農業、地域保健医療、鉱業、教育など多岐にわたっており、場所も東北の各地にわたっています。また、研修員は地域の方々とイベント等に参加し交流を図ることもあります。平成23年度は29件、計213名の研修員が来日しました。

研修員は、日本と途上国との人的交流も担っています。

研修員受入事業 2017年度計画及び実績

タイプ 国名 案件名 受入先(複数ある場合は主な機関) 受入期間 人数
山形 課題別 シエラレオネ、タンザニア、ナイジェリア、ウガンダ、エチオピア、リベリア、カメルーン、コンゴ民主共和国、ザンビア アフリカ地域 稲作収穫後処理 山形大学 2017年8月12日から2017年9月30日 13名
宮城 課題別 カンボジア、マラウイ、エチオピア、ケニア、ザンビア、ラオス、バングラデシュ 教員養成課程における方法と技術 宮城教育大学 2017年9月27日から2017年10月22日 8名
福島 課題別 インドネシア、フィジー、ナイジェリア、マダガスカル、マリ、ベトナム、ミャンマー、インド、パキスタン 畜産開発計画担当行政官を対象とした政策立案実施管理能力の向上 独立行政法人
家畜改良センター
2017年5月25日から2017年8月12日 10名
福島 課題別 アンゴラ、ガボン、ギニアビサウ、コートジボワール、コンゴ民主共和国、サントメ・プリンシペ、ブルキナファソ、ブルンジ、ベナン 医療機材管理・保守(A) 東北エアウォーター(株) 2017年4月9日から2017年6月17日 10名
福島 課題別 カンボジア、サモア、フィジー、ソロモン、トンガ、ベトナム、ミクロネシア、ミャンマー、ブータン、モルディブ 医療機材管理・保守(B) 東北エアウォーター(株) 2017年6月19日から2017年8月31日 10名
福島 課題別 セネガル、ニジェール、マリ、モーリタニア、ギニア 医療機材管理・保守(C) 東北エアウォーター(株) 2017年9月3日から2017年11月11日 10名
福島 課題別 スーダン、ナイジェリア、マラウイ、ウガンダ、リベリア、ザンビア、イラン、アフガニスタン 医療機材管理・保守(D) 東北エアウォーター(株) 2018年1月8日から2018年3月16日 10名
宮城 課題別 カンボジア、コロンビア、イラク、ネパール、バングラデシュ ジェンダーと多様性からの災害リスク削減 アイ・シー・ネット(株) 2017年10月10日から2017年10月29日 18名
宮城 課題別 グアテマラ、ペルー、ボリビア、メキシコ 災害リスク管理に配慮したアセットマネジメントシステムを活用した下水道資産管理 公益社団法人 青年海外協力協会 2017年11月7日から2017年12月3日 10名
秋田 課題別 ジンバブエ、モンゴル、ソロモン、タンザニア、パプアニューギニア、フィジー、ボツワナ、フィリピン、マラウイ、ペルー、モザンビーク、南アフリカ共和国、インドネシア、ガーナ、南スーダン、ケニア、コンゴ民主共和国、ザンビア、ミャンマー 鉱物資源開発行政 一般財団法人 国際資源大学校 2017年10月1日から2017年10月28日 20名
秋田 課題別 ジンバブエ、モロッコ、タンザニア、ナイジェリア、ボツワナ、マダガスカル、アンゴラ、マラウイ、ウガンダ、ケニア 、コンゴ民主共和国、ザンビア アフリカ地域 資源探査のための地質情報マネジメント 一般財団法人 国際資源大学校 2018年1月28日から2018年2月24日 12名
福島 課題別 タイ、ラオス、バングラデシュ、スリランカ、フィジー、サモア、ベリーズ、ジャマイカ、メキシコ、アフガニスタン、ジンバブエ、アンゴラ、ルワンダ、南スーダン スポーツを通じた障害者の社会参加の促進 公益社団法人 青年海外協力協会 2017年10月4日から2017年11月4日 12名
宮城 課題別 フィジー、ミャンマー、アフガニスタン、パキスタン ノンフォーマル教育の推進 東北大学 2018年1月25日から2018年2月25日 9名
青森 国別 モンゴル 高専型教育導入に向けた教員の能力強化研修 八戸工業高等専門学校 2017年7月9日から2017年7月23日 10名
秋田 国別 アフガニスタン PEACEフェーズ2 短期フォローアップ 秋田大学 未定 1名
山形 国別 カンボジア トンレサップ湖水資源管理1(SATREPS) 山形大学 8月上旬から下旬 1名
宮城 国別 シエラレオネ 地方行政の在り方と市民協働によるまちづくり 東松島市、(一社)東松島みらいとし機構他 2017年7月2日から2017年7月15日 8名
宮城 国別 マレーシア マレーシア医療機器産業の発展促進のための本邦期間との戦略的連携 東北大学他 8月中旬から9月中旬 5名
福島 国別 パキスタン パキスタン/シンド州持続的畜産開発プロジェクト 独立行政法人
家畜改良センター(NLBC)
2017年8月20日から2017年9月30日 1名
青森 国別 キルギス キルギス「林産品推進」 (株)JIN 2017年9月24日から2017年10月7日 4名
秋田 国別 モザンビーク モザンビーク「鉱物資源分野における能力強化プロジェクト」 JCOAL 2017年7月2日から2017年7月29日 5名
宮城 国別 中国 中国「持続的農業」 (直営) 2017年9月6日から2017年9月13日 2名
秋田 国別 セルビア セルビアSATREPS 秋田大学 2月 2名
宮城 国別 タイ AUN/SEED Net Project Phase 3 タイ
2016・材料工学1・東北大学
東北大学 2017年2月1日から2017年8月31日 1名
宮城 国別 コロンビア コロンビア/津波被害予測(SATREPS) 東北大学 2017年5月8日から2017年6月3日 1名

(年度途中に追加・変更されることがあります)

表の見方:研修事業にはいくつかの型(タイプ)があります。

1.集団:
開発途上国が共通に直面している課題を解決するためのコースを開設し、途上国からの行政官、技術者を募集します(1ヵ国から1名のことが多い)。日本で知識・技術を習得するほか、参加者同士で知識や経験を共有することが期待されています。研修期間は、内容によりますが1ヵ月程度が一般的です。
2.地域別:
基本的には、「集団」と同じですが、途上国でも発展段階の近い国をグループにしてより、それぞれの国の事情により合致した研修内容としています。
また、フランス語圏(西アフリカ)やスペイン語圏(中南米)などの国が集まると、講義やテキストは英語でなく、彼らの公用語のフランス語やスペイン語を用いることが出来るため、研修の効率があがります。
3.国別:
JICAが途上国で実施するプロジェクトの一部として行われるなど、特定の国の要望に応えるために、企画されたコースです。 数名以上がまとまって来日する場合もあります。
4.長期:
修士号や博士号などの学位取得を目的として1年以上滞在する研修員を長期研修員と呼んでいます。