支部長挨拶

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2017年8月よりJICA東北支部長を務めております須藤勝義(すどうかつよし)と申します。前任地はアフリカのモザンビークで約4年間勤務いたしました。その間、東北地方の多くの自治体や大学、NGO、民間企業等の皆様にアフリカ支援にご協力いただき、また東北出身のJICAボランティアがアフリカで活躍していることは承知しておりましたが、アジアや中南米においても多彩なご協力・ご参加を得ていることを改めて認識し、国際協力に携わっていただけるであろう潜在的なリソースはまだまだ多いのではないかと感じております。そうしたリソースを発掘し、「東北発の国際協力」をさらに強化することが小職の責務であると考えております。

さらには、「東北発の国際協力」を通じて、東北自体を元気にしていきたいと考えております。途上国からの多くの研修員や留学生に東北に来てもらい、東北のならではの素晴らしい技術や経験を学んでもらって、さらに地元の皆様との交流を深めてもらうことにより、地域の活性化の一助になるのではないかと期待しております。

「東北ならではの技術や経験」の一例として、東日本大震災からの復興及び防災・減災の取り組みがあげられます。2015年の第3回国連防災世界会議では、開催地である仙台市の名前を冠した「仙台防災枠組2015-2030」が採択されており、これは今後の国際社会における防災に係る取り組みの指針として頻繁に参照・引用されることになります。東北が名実ともに、防災・減災への取り組みの先進地域として国際社会に認識されるよう、「東北発の国際協力」としての防災分野の途上国支援に積極的に取り組んで行きたいと考えます。他方で、JICAが長年の途上国支援を通じて得てきた災害や紛争からの復興に係る知見は、東日本大震災からの各種復興事業に役立てることが可能です。まさに、途上国と東北の双方に裨益する国際協力を展開することが可能になります。

これ以外にも、農林水産業を中心に、途上国の開発に役立つであろう素晴らしい技術が東北にはあります。これらを実際の協力に結び付け、また東北出身のJICAボランティアを増やしていくためにも、より多くの東北の皆様に国際協力に目を向けていただくべく努力して参る所存です。
JICA東北はJICAプラザ東北を併設しており、国際協力に係る情報を発信する、どなたにも利用可能なスペースとなっております。是非一度お立ち寄りください。

最後になりますが、私自身東北は青森出身です。東北の活性化に貢献したいという意気込みは人一倍ですので、皆様の温かいご支援を賜れれば幸甚です。

2017年8月22日
JICA東北支部長 須藤 勝義