OB・OG著書紹介

JICA海外協力隊OB/OGが執筆、編集した書籍を紹介します。
※派遣名称は派遣当時のものです。

2015年

『楽器は語る─スティールパンから津軽三味線まで』

『楽器は語る─スティールパンから津軽三味線まで』

著者:冨田晃(ホンジュラスS63-2造園)
発行:一般財団法人千里文化財団
定価:2,800円(税別)

楽器は人間の知恵と感性を蓄え、運ぶ器である。筆者はカリブ海地域や日本の津軽をフィールドとして、楽器や音楽について研究するだけでなく、楽器作りや演奏活動などをおこなってきた。西洋近代の「音楽」概念だけではとらえきれない、ゆたかな音の世界へと誘う、新たな楽器・音楽の文化史。

『じゃあまあいーか JICAボランティアジャマイカを行く』

『じゃあまあいーか JICAボランティアジャマイカを行く』

著者:塚﨑雄一(ジャマイカH23-2理数科教師)
発行:大盛堂書房
定価:787円(税別)

「ジャマイカの算数教育を変えたが、それ以上に自分が変えられた」。シニア海外ボランティアとしての経験を元に書かれたもので、こうした実体験に基づいた活動の現状がわかる書籍は少ない。国柄、社会、生活文化、学校教育の現場などに深く踏み込み、人々を真に理解しようと奮闘した様子が伝わってくる。活動の魅力や困難を乗り越える工夫のヒントなど、JICAボランティアに応募を考えている方々が、現地での活動や生活を具体的にイメージするために最適である。

『スポーツと国際協力-スポーツに秘められた豊かな可能性-』

『スポーツと国際協力-スポーツに秘められた豊かな可能性-』

編著:齊藤一彦(シリアH5-1陸上競技)、岡田千あき(ジンバブエ H8-1体育)、鈴木直文
発行:大修館書店
定価:2,400円(税別)

世界には、開発途上国を中心として、紛争、犯罪、貧困、人権侵害、HIV/AIDSなど、地球規模の課題(Global Issue)が存在している。スポーツはこうした課題の解決の有効な手段として国際的に認知されつつある。しかし残念ながら、今の日本には「スポーツを通じた国際協力」という考え方はまだ一般的ではなく、学問分野としても市民権を得ているとは言い難い。そこで本書では青年海外協力隊OB/OG10名を含む当該分野の経験豊かな方々に執筆陣に加わって頂き、スポーツを通じた国際協力がなぜ求められているのか、どのような意義があるのか、その実際はどう展開されているのか、という観点から解説することに挑戦しようと試みた。

『図表で見るスポーツビジネス』

『図表で見るスポーツビジネス』

編著:佐野昌行、黒田次郎(コスタリカ 野球 S61年度派遣)、遠藤利文
発行:叢文社
定価:2,000円(税別)

本書は、スポーツにかかわる仕事を志す方々や、実際にスポーツマネジメント、スポーツ経営学、スポーツビジネス等について学ぶ大学生に、スポーツ産業の全体像をつかんでいただくための入門書です。この本を通じてスポーツ産業の規模やスポーツビジネスの仕組みなどを理解することができる。

沖縄発JICAボランティア-地球日記3

『サッカーボールひとつで社会を変える』

著者:岡田 千あき (ジンバブエ 体育 H8年度1次隊)
発行:大阪大学出版会
定価:2000円(税別)

近年、開発の文脈における「スポーツ」には、他者との関わりを生み、社会性を身につけること、さらには、コミュニティや国造りにも影響を与える包括的でダイナミックな役割が付与されつつある。本書では、青年海外協力隊の職種のひとつでもある「サッカー」に着目し、人と人とのつながり(ホームレスワールドカップ)、コミュニティ形成(カンボジアの社会開発)、豊かな市民社会の実現(マレーシアとJリーグの取り組み)などについて事例を元に検証する。国際協力におけるスポーツの役割を考える上で必読の一冊である。

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