インドネシアでは、1992年に日本での研修に参加したインドネシア人医師が母子健康手帳の有用性に着目したことを機に、JICAが導入のための協力を長年にわたり行い、現在では同国の全ての州で配布・活用されています。本案件は、SDGsの達成に向けて、母子継続ケアの推進のために、小児の健診の定期化、手帳の活用が希薄な民間病院との連携や、デジタル技術の活用等、母子健康手帳の更なる活用を通じて、インドネシアの母子保健サービスの向上を目指すものです。同時に、母子健康手帳に関わるインドネシアの経験・知見を他の国々とも共有し、手帳をより良く活用した母子継続ケアの推進に貢献していきます。