ミャンマー連邦共和国(以下、ミャンマー)て・は、農業が国内総生産(GDP)の36%(2012年)を占める産業の柱であり、就業人口の約70%(2013年)が農業分野に従事していることから、農業は重要分野となっています。 ミャンマーでは、1962年の軍事政権成立以降、「ビルマ式社会主義」と呼ばれる独自の社会主義体制下での農業政策のもと、農地国有制、供出制及び計画栽培制が導入された影響から、農業は停滞・疲弊し、戦前の世界最大のコメ輸出国としての地位も凋落して久しいものの、依然として非常に高い開発ポテンシャルを有しています。 2011 年3 月に発足したテイン・セイン政権は、農業及び関連産…