【パプアニューギニア】集団投薬キャンペーンのオープニングセレモニー、合同調整委員会を開催

2022年4月4日

パプアニューギニアの東ニューブリテン州(ENBP)にて、フィラリアの感染抑制を目的とした集団投薬(MDA:Mass Drug Administration)キャンペーンが始まりました。同キャンペーンは、4月4日から約2週間で、州内の保健医療施設に従事する医療従事者200人、各地域で選任された住民ボランティア1,000人を動員し、同州住民38万人を対象に実施されます。

MDAキャンペーン開始に伴い、ENBP保健局でオープニングセレモニーが開催され、パプアニューギニア保健省、ENBP保健局、西ニューブリテン州(WNBP)保健局、ニューアイルランド州保健局、WHO、JICAパプアニューギニア事務所、プロジェクト専門家が出席しました。セレモニーの後半では、広報活動の一環として、メディア向けに投薬のデモンストレーションが行われ、代表者が実際の方法に従って薬剤を服用しました。

【画像】オープニングセレモニーの様子

【画像】オープニングセレモニー:鯉沼JICAパプアニューギニア事務所長のスピーチの様子

【画像】オープニングセレモニー:投薬のデモンストレーションの様子

また、合同調整委員会(JCC:Joint Coordinating Committee)も併せて開催されました。上記関係者の他にJICA本部と在パプアニューギニア日本国大使館からもオンラインで参加しました。JCCではこれまでのプロジェクトの活動全体の進捗と今後1年間の取り組みについて共有・議論がされました。今後は、2022年10月にWNBPでのMDAキャンペーン、2023年1月にENBPでのフィラリア伝播抑制の把握を目的とした調査(TAS:Transmission Assessment Survey)を行うことを目指し、JCCで承認された内容を基に活動が進められます。

【画像】JCCの様子

【画像】JCC:出席者の集合写真