【パプアニューギニア】集団投薬終了後の服薬状況調査の実施

2022年4月30日

東ニューブリテン州での集団投薬(4月4日-17日)が終了しました。次に行う業務は、服薬率が不十分な地域や村における追加投薬の実施になりますが、その前に、より確実に服薬率の向上に繋げるために、一部住民へ調査を行い、投薬が未完了となった要因を把握しました。

同調査では、ランダムに選定された122の村々において計189名に対し聞き取りが行われました。未服薬の要因として分かったことは、前回の集団投薬(2019年実施)時の副作用経験、新型コロナウィルス対策による医療サービスへの不信感、不十分な事前の情報共有などであり、住民への適切な知識普及が不十分であったことが浮彫りとなりました。同結果を考慮し、追加投薬実施前に、1週間の広報活動を再度行うことが決定しました。

【画像】聞き取り調査の様子

【画像】恣意的な調査対象者の選定が行われないために、空ビンを回してランダムに訪問世帯を決定している様子

【画像】聞取り調査後、希望者に対し投薬を行う様子