【パプアニューギニア】投薬データの集計と追加投薬に向けた準備

2022年5月2日

東ニューブリテン州で州住民(約38万人)を対象とした集団投薬キャンペーン(4月4日-17日)が完了し、各地から集められた投薬データフォームの集計作業が行われました。同集計を担ったData Managementチームは、主に住民ボランティアから選ばれた13名(18歳~25歳)の若者によって構成されており、土日を含め3週間、山積みのデータフォームと向き合ってくれました。同集計結果から、各地域の服薬率が正確に把握され、追加投薬を行うべき地域が特定されました。

次に行われる業務は、服薬率の不十分な地域を対象とした追加投薬の実施になります。そこで5月2日に、各医療施設の代表者に対し、服薬率の現状や住民が薬を飲みたがらない要因(4月30日付プロジェクトニュース参照)、さらには広報や投薬実施計画などについて情報共有が行われました。追加投薬は5月上旬から2週間実施されます。

【画像】データ集計作業の様子

【画像】現地保健局と医療施設代表者を交えた、追加投薬実施に向けた会議の様子

【画像】追加投薬の広報のため、州保健局プログラム担当官と共にラジオ番組に参加する關原専門家