母子健康手帳の到着を心待ちに

2019年5月24日

2019年5~6月にかけてルアンダ州内の9つの市にて母子健康手帳の配布・導入のための医療従事者研修を実施しています。5日間を1クールとし、基本的な母子健康手帳の役割や母子保健サービスについて学ぶ3日間の集合研修+2日間の施設内研修をパッケージとしています。2日間の施設内研修では、集合研修を受講した保健スタッフを中心にそれぞれの施設で研修を実施します。その2日間に市保健局の母子保健担当者と日本人専門家が各施設の施設内研修の実施状況を確認に行きます。施設内研修が実施できている施設に対して、母子健康手帳の配布を開始します。

多くの保健施設で、妊婦さんが「手帳がもらえると聞いてやってきた」と言い、保健施設に母子健康手帳が到着するのを心待ちにしていました。

「育児は女性が行うもの」という意識はアンゴラでもありますが、保健施設や地域でのコミュニティ啓発活動によって、父親の育児参加が進んできています。夫婦揃って産前健診に参加している方々がいて、受け取った母子健康手帳を2人で読んでいる微笑ましい姿がありとても嬉しく感じました。今後も母子健康手帳の導入地域拡大を行います。

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夫婦揃って産前健診を受診