協力病院での活動報告

2023年1月30日

シャヒード・スフラワルディー医科大学病院(Shaheed Suhrawardy Medical College Hospital, ShSMCH)は、シェレバングラナガル看護大学の学生が臨地実習を受ける協力病院です。同病院はプロジェクトの活動に対して非常に熱心で、大学と精力的に連携し、院内活動を実施しています。今月は、フォーカルパーソンを務めるShSMCHの看護師、Sabikun Naharさんから、同病院の活動内容をご紹介します。

より良い臨地実習のために

2022年5月31日からCBNS-IIプロジェクトの活動を開始しました。まず最初に調整委員会と院内委員会を設立しました。調整委員会は病院側と大学側の両方のメンバーで構成されています。毎月1回の調整委員会と院内委員会を開催しています。
院内委員会では、病院側での学生活動をどのように展開するか、臨地実習の規則や臨地実習にふさわしい学生の服装を守ってもらうにはどうするか、日誌で臨地実習の毎日の内容を管理すること、学生によるベッドサイドケアをどのように行うかなど、学生の臨床実習に関する様々なことを議論しました。また、学生を継続的に指導する臨床指導者(Clinical Teacher)を数名選出しました。学生のための日課表も作成しました。全体的な目標は、「当院でより良い、より効果的な学生看護師の臨床実習を提供すること」です。

院内活動:行動変容コミュニケーション トレーニングの実施

2023年1月、私たちは患者さんへの接し方、コミュニケーションを改善するため、病院全体を巻き込んで行動変容コミュニケーション研修(Behavior Change Communication Training, BCC研修)を開始しました。1階病棟の看護師全員を対象に、第1回目のBCC研修を今年初めて実施しました。BCC研修は、各病棟にて合計10回(1フロアにつき2回)、2グループに分かれて実施します。Dr. Tajkera Sultana Chowdhory、Shohida Khatun(看護部長)、Shahnawaz Parveen(副看護部長)、Abdul Hannan Miah(看護管理者)、Sabikun Nahar(看護師)、の5名がトレーナーとなり、1回30~40名程度の参加者を想定しています。

シャヒード・スフラワルディー医科大学病院看護師
Sabikun Nahar

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シャヒード・スフラワルディー医科大学病院のフォーカルパーソン Sabikun Naharさん(看護師)

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BCC研修は参加者全員が熱心に参加していました。質問をしたり、フィードバックを受けたりしながら、プログラムを終了しました。

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BCC研修でのプレゼンテーションの様子