国際看護師・助産師の日イベントへの参加

2023年6月8日

5月12日の国際看護師の日および5月5日の国際助産師の日の関連イベントとして、6月8日にNational Discussion Meetingが開催されました。このイベントは本プロジェクトのカウンターパートである保健家族福祉省(MOHFW)看護・助産総局(DGNM)が主催し、本プロジェクトは後援として参加しました。

イベントでは、本プロジェクトのプロジェクトダイレクターでもあるDGNM総局長が主催者として挨拶を述べました。そして、国立高等看護教育研究所(National Institute Of Advanced Nursing Education & Research:NIANER)所長によるバングラデシュの看護師・助産師を取り巻く現状や歴史・課題についてのプレゼンテーションが行われ、看護教育や研修を充実させ看護師数を増加させる取り組みや看護師がリーダーシップをとる機会を創出することの重要性が触れられました。

MOHFWの保健大臣が主賓として、MOHFWの管理部門である保健サービス部(HSD)と医学教育・家族福祉部(MEFWD)の次官が特別ゲストとしてスピーチを行いました。保健大臣は看護師・助産師という職業の重要性と看護師・助産師の日々の医療への貢献に対する謝辞を述べるとともに、国際基準を満たすために看護師・助産師教育のカリキュラム改訂に取り組んでいることについて言及しました。

このイベントには保健サービス総局長、家族計画総局長、パートナー機関からWHO、UNFPA、スウェーデン大使館、カナダ高等弁務官事務所、JICAおよび本プロジェクトがゲストとして参加しました。JICAバングラデシュ事務所次長は、バングラデシュの看護師・助産師に向けたメッセージと本プロジェクトの紹介を含むスピーチを行い、プロジェクト専門家も参加者に挨拶をする機会をいただきました。

今回は約800名の看護師、助産師、看護・助産学生が会場に集い、看護大学3校やNIANERが活動紹介やポスター展示のブースを出展していました。

イベントを通し、バングラデシュ国内で看護師・助産師の育成や質の向上が強く求められており、さまざまな関係者がそれに応えようとしていることを改めて実感しました。本プロジェクトもそのニーズに応えられるよう、引き続き尽力していきます。

【画像】

参加した本プロジェクト専門家とナショナルスタッフ

【画像】

壇上のゲスト参加者(中央が保健大臣、一番右がJICAバングラデシュ事務所次長)

【画像】

看護師・助産師・学生たちで埋まった客席

【画像】

イベントのバナー。会場だけでなく、道路をはじめ近隣のいたるところに掲げられており看護師・助産師の日イベントが周知されていました。