2019年10月の活動ダイジェスト

2019年10月31日

ドローンによる微地形調査

2019年10月1日から経済省地質鉱山局(Department of Geology and Mines:DGM)と防災科学技術研究所(NIED)の専門家が、ドローン(無人航空機)を使った詳細な地形調査を行いました。プロジェクトが地震リスク評価をしている西部パロ県ユスナ村のパイロットサイトで、ドローンのカメラでサイト全域の微地形を空撮しました。

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ドローンとDGMカルマ氏、井上専門家、ハオ専門家

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カルマ氏にドローンの設定方法を教える井上専門家

実物大民家の静的載荷実験

2019年10月11日から内務文化省文化局(Department of Culture:DOC)の敷地内で、耐震性を向上した新築実物大の伝統建築物に、ゆっくりと水平方向から油圧ジャッキで建物を押す静的載荷実験が行われました。DOC、公共事業省技術支援局(Department of Engineering Services:DES)、名古屋市立大学、香川大学、東北大学の共同研究チームが、補強済み版築造と石積造の強さを示す最大荷重などを計測し、耐震補強効果を検証しました。

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新築版築造民家の試験体に各種計測器を設置する作業

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油圧ポンプを押し建物に負荷をかけ、コンピュータで荷重や変位データを計測する様子