2022年6月の活動ダイジェスト

2022年6月30日

震度計のメンテナンスを実施(Samtse県)

6月16日から26日にかけて、地質鉱山局(DGM)は、サムツェ県の14の郡で震度計の保守作業とパトロールを実施しました。

ブータン南部では、雨季(モンスーン)に落雷が多く発生します。彼らが訪れた14の郡庁舎では、ほとんどのイーサネットポート(通信ケーブル差込口)とアダプターが雷と落雷のために損傷していました。彼らはそれらを新しいものと交換し、スイッチとサージプロテクター(過電圧遮断器)を取り付けました。

DGMはまた、サムツェ県の地震観測所を訪れました。COVID-19の影響でDGMはこの2年間、この観測所(レッドゾーン指定地域)へ行けなかったため、小屋とソーラーパネルは完全に茂みと草で覆われていました。これらをすべて取り除き、日射を取り戻した後、通信システムを改善し、機器を保護するために新しい棚を取り付け、新しいセンサーを設置しました(長期用)。観測所は元の状態を取り戻し、ソーラーパネル電源も回復されました。

これらの観測所への訪問を通じて、DGMは郡職員に落雷への対策準備方法を再度教えました。

南部地域では落雷対策が大きな課題となっており、DGMは引き続き他の県でも維持管理作業を行う予定です。

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Ugyent郡庁舎で震度計の部品を取り換える様子 写真提供:地質鉱山局

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Tendu郡庁舎でサージプロテクターを取りつける様子 写真提供:地質鉱山局