公共交通におけるCOVID-19感染拡大予防対策に係るウェビナーの開催

2021年4月8日

2021年3月23日に、カウンターパートであるサラエボ県交通省を主対象に、JICA及びJICA専門家チームの主催によるウェビナー(「公共交通におけるCOVID-19感染拡大予防対策」)をGiZ(ドイツ国際協力公社)と連携の上、実施しました。本ウェビナーには、西バルカン地域のGiZ各現地事務所の担当者に加え、西バルカン地域の各都市の交通関係者も参加しました。

JICA専門家チームからは、新型コロナウイルス感染症が公共交通及び日常生活にどのような影響を与えたかについて、ボスニア・ヘルツェゴビナ、西バルカン各国、及び日本における新規感染者数の推移や公共交通利用者数を比較し、日本や各国の行政・公共交通事業者が実施している感染拡大予防対策を紹介しました。

続いてサラエボ県交通省、西バルカンの各都市から、公共交通における感染拡大予防対策の発表が行われました。西バルカン各都市からは公共交通機関の消毒、自転車利用の増加、公共交通事業者に対する免税措置や運転手の給料支援などについて説明がありました。

こうしたウェビナーは、西バルカン地域の各都市間の交流を促進し、各都市の公共交通政策の改善に非常に重要なものであることから、今後も継続していく予定です。

【参考】主な出席者:ボスニア・ヘルツェゴビナ国サラエボ県交通省、JICA本部、JICAバルカン事務所、JICA専門家チーム、GiZ(各現地事務所)、アルバニア国ティラナ市交通部、モンテネグロ国ポドゴリツァ市交通部

【画像】ウェビナーで発表された公共交通事業者による主なCOVID-19対策

【画像】ウェビナーの様子。右上は、本ウェビナーに参加したサラエボ交通省副大臣