バッタンバン・リージョナル職業訓練校にて技術セミナー開催

2017年10月26日

2017年10月24日~26日

2017年10月24日~26日、当プロジェクト活動の1つであるカリキュラムの全国普及に関して、地方拠点5校のうち重点対象校であるバッタンバン・リージョナル職業訓練校(正式名;Regional Polytech Institute Techo Sen Battambang;以下RPITSB)で、2017年5月に技術導入セミナーを実施しましたが、今回はRPITSBを会場として、企業の技術スタッフに対して3日間の技術セミナーを開催しました。

今回、プロジェクト活動の各種広報が功を奏し、地方8都市の公営水道事業体の水道事業経営の判断能力向上による安定した水道事業経営を目指している、JICAの「水道事業人材育成プロジェクト・フェーズ3」より、水道事業の安定的運営のためにには、水道ポンプの保全等の電気技術の習得が不可欠との観点から、地方事業体の技術者の技術能力向上のための技術セミナーを実施してほしいとの依頼を受け、事業体の技術者8名に対して、水道のポンプ管理等に必要なシーケンス制御の技術セミナーを実施することとなりました。

今回の3日間のセミナーは、電気分野の立壁専門家の指導・監修のもと、当プロジェクトの対象校のNPICの指導員2名が講師となり、RPITSBの指導員がセミナーアシスタントとして参加し、プロジェクトで開発した訓練機材を使用して実習を中心に実施されました。

技術セミナーを開催期間中、バッタンバンから車で2時間のところにあり、タイプラスワンで活況を呈しているタイ国境のポイペト地区で操業する日系企業の方も、今回技術セミナーに関心をお持ちくださり、会場のRPITSBでのセミナーの様子を見学されました。今後は、タイプラスワンなどメコン地域での人材育成の観点を持ちつつ、日系企業へのサポートを積極的に進めていくとともに、地域拠点校のキャパシティビルディングの進めるため、ポイペト地区で操業する企業様向けの技術セミナー開催も念頭に置きつつ、地方対象校のモデル校であるRPITSBへも、担い手となる指導員への技術移転も行いながら、積極的にアプローチしていきたいと考えています。

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RPITSB職員と立壁専門家の会議の様子

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RPITSB校長による開講のあいさつ

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NPICHeng指導員によるセミナー講義の様子

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Heng指導員による教材実習指導の様子

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立壁専門家による研修生の実技の理解度確認・指導の様子

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NPICSokna指導員による実習テスト確認の様子