第6回National Career and Productivity Fairに参加

2018年10月28日

2018年10月27日、28日

毎年、学生、卒業生や在職者の就職を支援するNational Career and Productivity Fairが、国家雇用機構(NEA)の主催によりプノンペンのダイアモンドアイランドのコンベンションセンターで開催されています。10月27日と28日に開催された今年のフェアには、人材確保を目指す企業など300のブース(省庁・大学等教育機関17ブースを含む)が出展し、来場者は約2万9千名近くとなりました。

今年は金融をはじめとするサービス業や中華系企業のブース出展が目立ち、経済発展が進むカンボジアの現在を反映するものとなりました。そのような中で、当プロジェクトも3年連続で活動を紹介するブースを出展しました。労働職業訓練省や職業訓練校と並んだブースで訓練機材を展示し、来場者が実際に操作をすることで電気技術への関心を高めることを目指しました。当プロジェクトブースにはイット・ソムヘーン労働職業訓練大臣に視察いただいたほか、約240名の訪問があり、機材のデモンストレーション見学などをしてくれました。

また、フェア期間中には、「インダストリー4.0-デジタル時代の生産性-」と題する一連のワークショップが開催されました。カンボジアのみならず東南アジアの諸外国や国際機関からの多彩なスピーカーからは、急速に情報化や国際化が進むカンボジアの現状を分析し、将来を見据え、個々の人材がスキルを開発してチャンスをつかむことの重要性が指摘されました。

今回のフェアのポスターに「5S」や「KAIZEN」が掲載されるなど、日本発祥の先進的な取組が当地でも浸透してきていることがうかがえました。当プロジェクトでは、今後とも関連するイベントに積極的に参画し、カンボジアにおける技術系人材の重要性を示すとともに、TVETの取組を盛り上げていきたいと思います。

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会場の様子

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イット・ソムヘーン労働職業訓練大臣によるブース視察

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プロジェクトスタッフによる高校生への説明

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プロジェクトスタッフによる訓練校生への説明

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ブースサポーター指導員による他校指導員への説明

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ブースサポーター指導員による空気圧制御訓練盤の説明