【vol.26】コンポンチャム州第六回WEEワーキンググループ会議の開催

2018年5月8日

2018年5月8日、コンポンチャム州で第六回WEEワーキンググループ会議を開催しました。州副知事を議長とし、州各局の局長級を含むWEEワーキンググループのメンバー職員14名、女性省職員7名と日本人専門家1名の合計22名が参加しました。

この会議の目的は、2017年6月からこれまでに実施してきたコンポンチャム州での活動の総括と、今後の持続的活動の方向づけを行うことです。各局の実施責任者から、農家向けの養鶏を通じた女性の経済的エンパワーメント(WEE)の研修と3回の定期モニタリングのレビューが行われ、WEE実現支援には養鶏は有効な手段だという結論で一致しました。また、これまでの活動を通じて開発されたモニタリングのツール類をまとめたガイドラインが紹介され、コンポンチャム州WEEワーキンググループの公式な成果として承認されました。続いて2019年度の活動計画と予算案を予算案作成担当の女性局が紹介し、年間約1万米ドルの活動予算を州評議会の女性と子どもの委員会(WCCC)、州理事会と7つの州連携局が参加人数に応じて分担する方向で、各メンバーが持ち帰り検討することになりました。

今回の会合で、プロジェクトで計画していたコンポンチャム州での活動はすべて完了、今後の持続的活動は州行政体に委ねられることになります。上記の年間予算額の獲得は財政難の地方行政体にとって容易ではありませんが、WEEワーキンググループの持続的活動には不可欠な挑戦であり、地方行政体自身による持続性に向けた自立的な取り組みの大きな一歩となります。

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活動の成果であるモニタリングガイドラインの内容をメンバー全員で確認

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2019年度アクションプランに沿った予算案の分担方法を女性局と日本人専門家のファシリテーションにより議論しているところ

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2019年度アクションプランに沿った予算案の分担方法を女性局と日本人専門家のファシリテーションにより議論しているところ