パイロット・コミュニティ森林にパトロール機材を供与しました

7月6日、州レベルのカウンターパート機関の一つであるストゥントレン州森林局が、プノンタコン・コミュニティ森林（CF）で使用されるパトロール機材の譲渡式を執り行いしました。森林局を代表してラクスメイ副局長が出席するとともに、JICA専門家チームからは、五関チーフアドバイザーが機材の引き渡しに立ち会いました

2021年、プノンタコンCFは、ストゥントレン州を対象とする州レベル活動コンポーネントの中で、カンボジアにおけるCF管理の優良事例構築を目指し、プロジェクトのパイロットCFに選ばれました。そして、プロジェクトとCFメンバーが共同で策定したパイロット活動計画の中で、CFを適切に維持管理するためには森林パトロールが重要との考えに基づき、パトロールチームへの機材供与が取り組むべき支援の一つとして盛り込まれました。

譲渡式では、森林パトロールに必要なデジタルカメラ、携帯電話、テント、ハンモック、レインコート、懐中電灯、水筒、長靴、リュックサックが、プロジェクトからプノンタコンCF管理委員会に引き渡されました。これらの機材・道具は、パトロールチームによる効果的、効率的な活動を実現するために、プロジェクトにより調達されたものです。引き渡しに際し、州森林局とCF管理委員会の間で合意書が取り交わされ、プノンタコンCFメンバーが供与された機材を適切に使用、管理することが確認されました。