第1回技術セミナーを開催しました

2022年7月15日

プロジェクトでは、2022年6月29日に森林モニタリングに関する第1回技術セミナーを開催しました。カンボジア国内外の遠隔からも参加できるようプノンペン会場、ストゥントレン会場、個別の参加者をオンラインで繋ぐハイブリッド形式で開催された本セミナーにはカンボジア中央政府機関、ストゥントレン州政府機関、国際機関、NGO等から、カンボジアの持続的自然資源管理に携わる多くの関係者が参加しました。

本セミナーでは、プロジェクト全体の活動内容の紹介や、国家森林モニタリングシステムの質的向上支援の一環としてストゥントレン州で実施した森林インベントリー調査の結果報告、ならびに中央政府・ストゥントレン州政府の森林モニタリング能力向上支援を目的として実施しているドローン研修の内容やその中間成果について報告を行いました。

さらに、これらの発表を受けて参加者全員によりディスカッションを行い、将来の国家森林インベントリー調査をどのように実施するか、また将来の持続的自然資源管理においてドローンをどのように活用していくかについて活発な議論が交わされました。

国家森林インベントリー調査に関しては、予算を確保し関係者の能力を強化しつつ、全域を対象として完全に実施し、原則として4~5年毎に、ただし柔軟に頻度を定め、主たる政府機関である環境省と森林局だけでなく多くの関係者の参入を歓迎することに、参加者は合意しました。
ドローンの活用については、違法行為の監視や、樹冠の計測、境界区分とゾーニング等が優先事項とされる一方、動植物調査なども取り上げられました。

プロジェクトでは、本セミナーでの質疑応答やディスカッションにより得られた意見を参考にしながら、参加した幅広い関係者と協働しながら、今後のプロジェクト活動を進めていきます。

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プノンペン会場の参加者

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ストゥントレン会場の参加者

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オンラインの参加者

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環境省プロジェクトディレクターによる開会の挨拶

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JICA専門家による活動成果報告

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発表内容に関する質疑応答

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参加者全員によるディスカッション

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森林局プロジェクトディレクターによる閉会の挨拶