プノンタコン・コミュニティ森林の能力強化研修を実施しました

プロジェクトは現在、ストゥントレン州のプノンタコン・コミュニティ森林（プノンタコンCF）に対する支援を本格化させています。プノンタコンCFメンバーとの協議を通じて策定されたパイロット活動計画に基づき、彼らが持続的森林管理を実施するための能力を強化しようとするものです。その取り組みの中で、2022年8月には、プノンタコンCF管理委員会と森林パトロールチームを対象に、コミュニティ森林を効果的に管理するための能力向上を目的とする4日間の研修を、PaFF3 （Partnership for Forestry and Fisheries Community in Cambodia Phase 3）の支援の下で、RECOFTCと協力して実施しました。

研修は、プノンタコンCFに隣接するチュロブ寺院で行われました。合計26名のCFメンバーが参加し、その中には、この機会を利用して州内の他のコミュニティ森林から招待された参加者も含まれています。ストゥントレン州森林局とRECOFTCのスタッフが講師を務め、各種文書の作成、組織強化、紛争管理をテーマとする座学研修を実施しました。研修は参加型手法を用いて行われ、参加者同士また参加者と講師間で、自由闊達な意見交換が見られました。

研修の終わりには、参加者からのフィードバックを得るためのアンケート調査が行われました。講義内容、研修講師、研修運営、参加者の理解度等について評価してもらったところ、参加者からは、各項目について好評価が示されました。次回以降の研修を改善し、より良い成果を得ることができるよう、参加者からのフィードバックを活用していきたいと思います。

今回の研修を通じて、プノンタコンCFメンバーがコミュニティ森林の管理技術を向上させ、コミュニティ森林管理計画をより効果的に実行してくれることが期待されます。