第4回中国大気汚染分析に関する日中合同研究会」の開催

2021年12月7日

本プロジェクトでは、中国の大気汚染の状況に関し、MALDI(マトリックス支援レーザー脱離イオン化飛行時間型質量分析)技術を用いたPM2.5中の有機成分の分析研究に係る協力を行なってきました。過去3回の日中合同研究会は北京で開催していましたが、最終回となる今回はオンラインで開催し、中国の清華大学の研究者から、これまでの分析に基づくPM2.5に含まれる有機成分の特徴や生成メカニズムに関する報告がなされ、日中双方の研究者によって意見交換が行われました。またアジア大気汚染研究センターからは中国の国家環境分析測定センターとの協働によるPM2.5成分等の分析比較調査の報告がありました。今後も日・中をはじめ関係各国において環境分野の研究機関の交流が進むことが期待されます。

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オンラインでの交流の様子