バコンゴ州知事、州保健大臣への活動開始報告

2014年4月10日

コンゴ民主共和国(RDC)の首都キンシャサ西隣に、バコンゴ州はあります。プロジェクトでは全国11州での州保健計画の策定を支援していますが、このうちバコンゴ州、カタンガ州、西カサイ州での支援に特に注力しています。プロジェクトが始まって2ヶ月あまりが経過し、キンシャサでの実施体制が整ってきたところで、次のステップとしてバコンゴ州での活動をスタートすることとなりました。
そこで、去る4月8日、バコンゴ州での保健運営委員会年次総会への出席に合わせ、州保健関係者への挨拶とプロジェクトの活動計画についての報告を行いました。また、この会議に先立ち、前日の4月7日には、ジャック・ムバドゥ州知事とテレーズ州保健大臣にそれぞれ面会し、プロジェクトの活動開始の報告と概要説明をしたところです。
バコンゴ州ではプロジェクトの活動に対して大きな期待が寄せられており、両日、複数のマスコミの取材を受け、RDC全土に報道されました。

(バコンゴ州プロフィール)
バコンゴ州はRDCの最も西側にある比較的小さい州ですが、それでも東西に400km以上、南北に200kmほどもありますので、日本の中国・四国地方を合わせた位の大きさがあります。豊富な水量のコンゴ川が大西洋に注ぎ込む場所にも位置し、州内にはマタディ(州都)をはじめいくつかの川港があり、交通・貿易の要衝となっています。
残念ながらマタディより内陸へは、いくつかの大きな滝があるため、例えばキンシャサまで船で入ってくることはできませんが、その反面、この落差と豊富な水量を利用した水力発電が行われています。

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バコンゴ州知事にプロジェクトの概要説明をする田村リーダー

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バコンゴ州保健大臣にプロジェクト開始を報告

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集まった報道関係者から取材を受ける田村リーダーとテレーズ保健大臣

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バコンゴ州保健運営委員会でも報道陣からの取材を受ける