PSAT(村落レベルの簡易土地利用計画)への対応

2021年4月6日

PIREDD Kwilu(Programme intégré REDD+ Kwilu/Kwilu州におけるREDD+統合プログラム)の活動として、PSAT(Plans simples d'aménagement du territoire/村落レベルの簡易土地利用計画)研修を実施しました。

2020年の植栽までは、試行的に作成したPSGRN(Plan Simple de Gestion des Ressources Naturelles/村落簡易天然資源管理計画)の作成手順書に基づいて村落レベルの計画を作成しました。その後、コンゴ民REDD+基金(Fonds National REDD/FONAREDD)からFONAREDDが実施するプログラム間の連携強化の方針が示されました。その結果、村落レベルでは、土地整備プログラム(土地整備省-UNDP)が作成している参加型ゾーニング手順書(案)に沿ってPSATとして計画を作成するように指示がありました。このFONAREDDの方針に沿って、村落レベルの計画作成手順をPSGRNからPSATに修正したことから、村落住民の計画作成を支援するNGOのテクニシャンに対して研修を行いました。研修の概要は以下のとおりです。

研修の方法 PSAT作成手順の座学を行った後、村落における実践研修を実施
研修場所 Kimbedi村 及び Yoko村
研修内容

座学研修:

  • プロジェクトコンサルタントが講師を務め、2日間実施。
  • 土地利用計画の枠組み(国家政策、国家土地利用計画、州および地方の土地利用計画などのスキーム)
  • 土地利用計画の変遷
  • 空間計画の重要性
  • 他のPIREDDにおける取組み(Kwilu、Plateau、Maï-Ndombe、Equateur、Mongala、MBKis、Sud-Ubangi、Oriental)
  • PIREDD Kwiluにおける作成手順

実践研修:

  • ステークホルダーの啓発
  • マルチリソースインベントリー
  • 参加型マッピング
  • PSATのバリデーション

【画像】

プロジェクトコンサルタントによる村落でのPSATの説明の様子

【画像】

NGOテクニシャンによる村落でのPSATの説明の様子

【画像】

参加型マッピング(Kimbedi村)

【画像】

参加型マッピング(Kimbedi村)