エクアドル地震津波プロジェクト紹介2

2018年2月5日

2017年10月、11月本邦招聘が行われました。本邦招聘には、危機管理庁長官アレクサンドラ・オクラス・パディージャ氏及び危機管理庁(SGR)からの代表3名、プロジェクトのパイロット市アタカメス市、ポルトビエホ市、サリナス市から各二名、合計10名が、わが国の災害対策の学習、熊本地震からの復興状況の視察、国土交通省の総合津波避難訓練への参加、JICAとの意見交換のために日本を訪れました。この間、さまざまなイベントに参加し、地方自治体や民間団体を訪問し、災害管理に関する経験や知識の交換を行うことができました。

危機管理庁長官から、「日本の災害対策の現状を視察して多くのことを学んだ。災害予防文化の強化がエクアドルで必要であることを感じた。また、国・自治体・民間の多くのレベルにおいて、アイデアを出し合い、工夫している姿を見ることができて、満足のいく経験となった」とのコメントを頂きました。この成果がプロジェクトの発展に大きく寄与することが期待されます。

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国際航業株式会社サンドラ会長から民間企業の防災についての取り組みの説明を受けました。(2017年10月30日)

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蒲島熊本県知事を表敬しました。熊本県は2016年4月16日に大きな地震が起こり、甚大な被害を受けました。(2017年11月1日)

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大西熊本市長を表敬し、熊本市の被害状況とその後の復興状況を視察しました。(2017年11月2日)

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熊本市消防局を訪問し、消防と救急の状況を視察しました。(2017年11月2日)

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宮崎市において国交省主催の大規模津波対応訓練に参加しました。チリONEMI長官ほかと交流することができました。(2017年11月3日)

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津波避難困難地域には津波避難タワーが建設されています。今回は多くの津波避難タワー、津波避難ビル、津波避難のための人工の丘などを視察しました。これは高知県香南市の津波避難タワーです。(2017年11月7日)

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本邦招聘の最終日にはJICA前田理事を表敬し、危機管理庁長官から今回の訪問のまとめと今後のプロジェクトへの反映について述べられました。(2017年11月9日)

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JICA本部において、ラップアップ・ディスカッションが行われました。(2017年11月9日)

【画像】JAPAN NEWSに本邦招聘の記事が掲載されました。

2017年11月、本邦研修が行われました。本邦研修には、都市開発・住宅省次官レオネル・チカ氏及び代表5名、危機管理庁から1名、自治体連合から1名、プロジェクトのパイロット市アタカメス市、ポルトビエホ市、サリナス市から各3名、合計17名が、わが国の建築制度や建築耐震技術の学習、阪神淡路大震災からの復興状況の視察、建築物の津波対策の研修、JICAとの意見交換のために日本を訪れました。この間、国土交通省、東京都、民間会社などを訪問し、日本の建築制度、耐震技術に関し、経験や知識の交換を行うことができました。

都市開発・住宅省次官から、「日本にあって、エクアドルにないものが多くある。今回の研修で視察し、学んだことはプロジェクトの中で活かしていく。セミナーを開催し、建築の耐震、建築制度のありかた、作成予定のハンドブックなど、具体的に実施していく必要がある」とのコメントを頂きました。この成果がプロジェクトの発展に大きく寄与することが期待されます。

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熊谷組のご案内により、横浜市で鉄筋コンクリート構造の現場での配筋・型枠検査の様子を学びました。(2017年11月15日)

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JICA本部において、都市開発・住宅省のレオネル・チカ公共スペース・住宅担当次官とラウル部長が初めて後藤課長と大橋担当と直接協議をしました。(2017年11月16日)

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制振ダンパーの縮小モデルを手に取って免振構造を確認することができました。(2017年11月17日)

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鹿島建設の日本橋再開発ビルにおいて、制振構造鉄骨造ビルの仕上げ・設備工事の品質管理を見学しました。(2017年11月20日)

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いわき市職員から津波避難場所と津波避難ビルの説明を受けました。(2017年11月24日)

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兵庫耐震工学研究センター“E-ディフェンス”において、3次元震動台縮小モデルの挙動を見学しました。(2017年11月28日)

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研修最終日、修了書を手に集合した17名の研修員の皆さん。JICA関西、兵庫県神戸市。(2017年11月30日)