第6回合同調整委員会を開催しました。

2020年2月20日

2020年2月10日にキト市のECU911において、プロジェクトの実施機関である国家危機管理・緊急対応機関(SNGRE)、都市開発・住宅省(MIDUVI)、各プロジェクトパイロット市、在エクアドル日本大使館、JICAエクアドル事務所、プロジェクト専門家など総勢52名が出席し、第6回合同調整委員会が開催されました。

前回2019年8月に実施された第5回委員会に続き、SNGREとMIDUVIから各成果別の進捗や達成状況の報告があり、各パイロット市から活動の状況や成果、課題についての報告がありました。また塚本専門家から今後の活動予定について説明がありました。プロジェクトで作成された「防災アジェンダガイドライン」、「建築制度運用ハンドブック」を適用し、これまで各パイロット市で防災アジェンダ、建築制度の策定、条例制定を進めてきています。2020年はパイロット市だけではなく、エクアドル全国の自治体を対象にしたセミナーが計画されており、またいくつかのパイロット市では近隣市への防災アジェンダ、建築制度の策定の支援が進められております。これまで実施した本邦研修、各セミナー、日本人専門家の活動により、プロジェクト目標の達成、また全国展開に向けて各活動が順調に進んでいることが確認できました。

本プロジェクトはエクアドルにおける地震・津波による被害を軽減するためにSNGRE及びMIDUVIの地方自治体に対する技術面の支援体制が構築されることを目的としており、これは「仙台防災枠組2015-2030」のグローバルターゲットの一つである「2020年までに国レベルおよび地方自治体レベルにおいて、災害リスク軽減戦略を策定する国を実質的に増やす。」に貢献するものです。引き続きプロジェクト関係者間の連携を強化しながら活動を進めていき、グローバルターゲットにさらなる貢献を目指していきます。

作成:熊谷雄(長期専門家)

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MIDUVIマキアベロ大臣の挨拶

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在エクアドル日本大使館熊倉一等書記官の挨拶

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JICAエクアドル石川所長の挨拶

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SNGREセロリオ危機管理部能力強化開発部長による発表

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エスメラルダス市エストゥピニャン氏による発表

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塚本専門家による発表

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会議議事録への署名

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SNGREエスピノサ副長官による閉会の挨拶