エジプトでは、地方において教育行政が十分に整備されていないことから、教育の質や地域間格差に課題を抱えています。加えて、学校における社会性、協調性、及び規律等の社会的能力の醸成がより必要であると指摘されています。人材育成における教育の質改善は、同国が掲げる教育方針のコアであり、エジプトの基礎教育に日本式教育の要素を加えて質を高めることが期待されています。本事業では、パイロット12校を拠点とし、エジプトにおける「特別活動」を中心とした日本式教育モデルのソフト・ハード面のガイドライン整備や人材の育成を行い、同国政府によるモデルの普及・発展を支援するものです。