2022年度広域算数・数学教育会合-子どもたちの明日を考える-

2022年12月13日

2022年11月下旬、エルサルバドル、ニカラグア、ホンジュラスの教育関係者を招き、国内2ヶ所において広域算数・数学教育会合を開催しました。同会合は2019年以来3年ぶりに対面式で行う算数・数学教育の全国大会であり、コロナ禍の影響を受けた近年の学校教育を共に振り返り、来年以降の算数・数学教育のあり方を考えることが目的でした。

全国学力・学習状況調査等の詳細分析結果やグッドプラクティスの共有、学校閉鎖以降の子どもの学びへの考察、各自の取り組みの振り返りを通じて「今、何をすべきか?」を議論し、今後の活動方針・計画への共通認識が形成されました。エビデンスに基づく改善と工夫の重要性を改めて実感する機会となりました。

また、対面コミュニケーションの有用性・必要性、一堂に会すことによる動機づけ・意識づけへの効果、会合を通じたプレゼンスの向上も再認識しました。参加者からは、今後の業務への前向きな発言とコミットメントが相次ぎ、現場の教員と教育省の技官が一体となりました。当地では算数・数学教育改善への期待が大きく膨らんでおり、プロジェクトでは引き続き一丸となって、この期待に応えられるように活動を進めていきたいと思います。

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子どもの学びを振り返る参加者

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学力テスト詳細分析に聞き入る教員

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参加者に熱心に問いかけるカウンターパート

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スマホを駆使したワークショップ

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教員の活躍に期待を述べる教育大臣

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